日別アーカイブ: 2016年5月8日

みんな、つながっている

私の意識が、全く新しいものに目覚めていってから、ちょうど、四年ほどたちました。生まれる前に、目覚める時を、きちんと計画してきていたことが、今はわかります。きっかけは、『シルバーバーチの霊訓』を読んだこと。そして、その本を知ることとなった、伊藤幸男さんの書かれた『人生を変える生きがいの法則』にめぐり会ったことでした。

伊藤さんは、若い時に、交通事故で、ある日、突然、お姉さんを失いました。その日から、人生は一変します。当然のことながら、「人生とは」、「生きることの意味とは」を、考えざるを得ない日々がはじまりました。想像するだけでも、苦悶する日々であったことでしょう。

私は、いつか、落ち着いたら、伊藤さんにお手紙を差し上げよう、とずっと考えてきました。落ち着いたら、というのは、これらの本を読んでからの、私の人生も、嵐に巻き込まれたように、過酷なものとなったからです。息つく暇もないくらい、苦しい日々でした。抜け出せる日が来るかもわからない、先の見えない暗闇の中で、それでも、すべてのことには意味がある、と信じ続けた日々でした。

今、海は凪となりました。穏やかに航海できる喜びに、毎日、涙があふれます。

私が伊藤さんにお伝えしたかったこと、それは、すべての人と分かち合うことのできるものだと思います。だから、この文章が伊藤さんに届くかどうか、わかりませんが、今日、ここで、すべての人へのメッセージとして、書こうと思います。

伊藤さんのお姉さんの死は、悲しいことです。特に、愛している人を奪われた、お母さまや、伊藤さんにとっては、この上ない、非情なことでした。でも、お姉さんの死が無ければ、伊藤さんは、人生について、そこまで深く考えることは無かったでしょう。この本が生まれることもなかったでしょう。

私は、伊藤さんのお姉さんを、もちろん存じ上げません。なのに、いつも、私に語りかけてくれているようでした。

「死は決して無駄ではない」

現世的に見れば、何のつながりもない、私の中で、伊藤さんのお姉さんは、ちゃんと生きているのです。お姉さんが生きていて、死を迎えたという事実が、存在するからこそ、今の私も存在するのです。

苦しいことは、ないほうが、楽だとは思います。私もこの人生をもう一回、やるように言われたら、それだけは辞退したいと思います。でも、あったから、今の自分になれたことを、心から感謝しています。

前には、「人はみんな、つながっている」とか、「すべてはワンネス(ひとつ)である」とか、「すべての人は、神の子である」という言葉を聞いても、今ひとつ実感がわきませんでした。

この四年間に、私に起こった出来事は、ネガティブなことばかり、かというと、そうではありません。ネガティブなことに呼応するかのように、ポジティブなことがセットで起きていたような気もするのです。

本当につらい時に、木が慰めてくれたり、アゲハ蝶が、ずっと玄関にとまっていて、私を見守ってくれていたり、本やブログ、そして、実際にお会いした素晴らしい方々、そういう出逢いが、シンクロニシティとしか思えない不思議さで、私のもとを訪れてくれました。

「愛がすべて」だと、今は、本当に思います。

すべてが、愛でした。苦しかった出来事も、コインの裏側のように、愛の別の姿であったことが、今は、わかります。すべての出来事が、一つひとつの、かけがえのないピースとして、私のパズルを完成へと導いていきます。「私を愛していてくれなかったら」、「私を本当に信頼してくれていなかったら」、「私には乗り越えられる、と信じてくれていなかったら」、起きるはずのないことが、起きていました。だから、私は、私を生み出した大いなる存在が、私の存在の初めから、そして今も、深く愛してくれていることを、身をもって知ることとなりました。

「ひだまり通信」は、宇宙からの私へのギフトだと感じています。自分を癒してくれる場所でもあり、誰かの役にも立てる場所です。私の言葉でしか書けません。気の利いたことは言えないかもしれません。でも、世界中のみんなを愛しています。地球を愛しています。宇宙を愛しています。このメッセージを皆さんに贈ることができることに心から、感謝します。