日別アーカイブ: 2016年6月17日

未病について考える①

がんにかかった芸能人の報道を見るうち、こういった病気にかからない、もしくはかかるリスクを最小限に抑える生き方、生活の仕方というものはないのだろうか、といつも思います。私は医学を学んだことは全くありません。ど素人の、一般人として、蓄えた知識、実践していること、その良かった点などについて、書いてみます。もし、参考にできることがあったら、使ってみてください。

いつも書いていますが、私はベジタリアンです。経緯はお話してありますが、無理をして、お肉をやめた訳ではありません。食べても、おいしく感じられなくなってしまったからです。牛肉のステーキも、前はふつうに食べていました。特にゴージャスなレストランでのフルコースのディナーを頂いている時などは、セレブ感たっぷりで、酔っていました。お酒も、弱いけれど、ふつうに飲んでいました。

今はアルコールも全く、口にしません。飲んでも、幸せにはなれない、ことに気づいたからです。精神が錯乱するだけです。

実際、お肉もお酒も、全然好きではなかったのに、体に入れていたことに気づきました。すべて、惰性、思考停止状態です。

4年前に、潮目が変わって、スピリチュアルな生き方に導かれるようになってから、「自分は、どうしたいのか」ということを、生まれて初めて、考えるようになった気がします。みんなが、食べるから、みんなが、そう考えるから、みんながそう行動するから・・・だから私もそうする、という生き方を無意識のうちに選択していたことが、今はわかります。

自分視点で生きることは、とても幸せで自由です。社会や規範やルールに従っているうちは、確かに安全かもしれないけれど、自分じゃありません。ベジタリアンであることですら言えば、多くの人は驚くし、「肉を食べなくて大丈夫なの?」と言います。

肉をふつうに食していた時は、生野菜も果物も、ほとんど食べませんでした。果物を摂って太るくらいなら、お饅頭を食べて太った方がまし、くらいの意識でした。

今は、朝食はフルーツのみです。バナナ、りんご、アボカド、パパイヤ、キーウイ、パインがメインで、それに季節の果物が加わります、これらを食べやすい大きさに切って、カレー皿一皿分いただきます。しばらくしてから、玄米が含まれているコーヒーをたっぷり飲みます。

昼食は、どんぶり一杯の生野菜のサラダにアマニ油と、岩塩と乾燥ハーブのスパイスをふりかけて頂いた後、おむすびひとつくらい、頂きます。少ししてから、自宅で作ったヨーグルトを食べます。この後は、どんなにお腹がすいても、お茶か、水だけにしています。

夕食も、昼食とは種類を変えた生野菜のサラダに、小豆島のオリーブオイルとにんにくベースの岩塩ハーブスパイスをかけていただきます。そのあとは、家族に用意した夕食と同じもので、野菜ベースのおかずでごはんとお味噌汁をいただきます。

何となく甘い物がほしいときはミルクティーを飲んだり、甜茶を飲みます。

ここまで来て、生のものしかほとんど食べていないことに気づかれたでしょうか。生野菜、果物には酵素がたっぷり含まれています。がんになるのは、人間と人間に飼われている動物だけです。自然に生きる動物たちは、がんにかからないそうです。彼らと人間の食の違い。一番には、そのまま食べるか、調理をするか、です。わざわざ、時間をかけて料理をしていたことが、健康という面から考えたら、マイナスでした!!

酵素は生まれたときは、体内にたっぷりもってきているので、若いうちは、生のものに、こだわらなくても、食べたいものを食べていても、かまいません。年齢を重ねるうち、酵素は少なくなっていきます。特に肉食をしていると、その肉を消化するために、さらに酵素を使います。だから、肉を摂取する時は、生野菜もたくさん摂る必要があります。

漬物、味噌汁などは日本の伝統的な発酵食品です。酵素がたくさんあれば、腸の消化もスムーズです。腸の調子が良ければ、免疫力も上がりますし、お肌の調子もよくなります。私も、5年前より、ずっと肌が白くなり、透明感がある、と自負しています。実際、あの頃は、鏡を見るのが恐ろしく、「年をとったなあ」と、実感する日々でした。

年齢がいけばいくほど、「食べるものが、あなたを作る」ことを覚えていてください。その人を見れば、何を常食としているか、わかるほどです。食べることは生きることそのものなので、どんな姿勢で人生に向き合っているか、ということにつながります。

あと、生でいただくということは、どれだけ、無農薬の有機栽培であるか、が一番大事なことです。通販などで、本当に、食べてみたいオーガニックの野菜もあるのですが、値段や手間の面から考えて、私はスーパーで購入しています。有機無農薬の野菜は、お値段も高めですが、味も全然違います。

私たちの文化は、長い間「体裁が整っていればいい」というところに、重点を置いてきました。人と同じであること、人と違ってはいけないこと、が重要視されてきました。でも、幸せかどうか、と考えてみたら、多くの人が、幸せとはほど遠い、と感じているような気がします。

もし、あなたが、今幸せとは、ほど遠い、と感じるなら、それがなぜか、考えてみてください。そして、どこを変えたら、良くなるか、検討してください。

あたりまえに口にしているもの、あたりまえに食べているものを見直すだけでも、幸せを感じられるようになるかもしれません。私は、毎朝、フルーツを食べるのも、毎食の生野菜のサラダを食べるのも、本当に楽しみなのです。一口目のおいしさは言葉にできないほどです。毎日同じものを食べているのに、まったく飽きることがありません。毎食メニューを考え、目新しいものを食べていた時より、ずっと充実感があります。はっきりした理由は、わかりませんが、生のものをいただくことは、より植物の生の生きたエネルギーを、そのままいただいているから、かもしれません。

しばらく、未病をテーマに次回もお伝えする予定です。