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外の世界は内の世界を見る鏡

皆さん、こんにちは。私は昨日、親知らずを抜いてきました。横向きに寝ている歯で、簡単には抜けないため、市立甲府病院の口腔外科で、抜いてもらいました。

約25年前、反対側の親知らずを医大で抜いてもらったのですが、これ以上の拷問はないくらい痛くて怖くて、つらい体験でした。半ベソかきながら、家に帰りましたが、その後、一か月というもの、こぶとりじいさんのこぶのように、ほっぺがはれ上がり、痛みが続きました。

この経験があったため、今回親知らずを抜くにあたっては、覚悟と勇気がいりました。25年前、まったく心や意識について知識のなかった私は、完全に身体と同化し、痛みすら、自分そのもののように感じていました。だから、今度は、痛いと感じている自分を俯瞰してみよう、と思い決断しました。

結論から言うと、痛くなかったんです。その理由と思われることを、これから書いていきますね。きっと、皆さんのお役にたてる情報だと思います。それは、私がごくふつうの人間で、この25年の間に起きた、すべての出来事の結果、ここにいる今の自分が、こういう現実を引き寄せている、ということを身をもって体験したからです。

まず、一番感じたのは、先生が、とても私(患者)のことを気遣ってくださっているということです。抜歯後に想定されること、注意事項の丁寧な説明があり、クラッシックの音楽をかけてくださいました。お若い先生でしたが、落ち着いた感じで、作業をすすめ、途中、何度も「じゃ、お口を閉じて少し休みましょうか」と、言ってくださいました。

25年前は、「抜けない」と大騒ぎしているのが、耳元で聞こえ、のみととんかちのようなもので、がんがん骨をたたかれ、抜歯に時間もかかりました。先生が診ていたのは、私ではなく、歯、でした。

医学の進歩や、患者さんの気持ちに寄り添う医療になってきたのは事実だと思います。しかし、今でも、すべての人が満足できる医療を受けられているわけではありません。良い医者にめぐり会えることは、良き伴侶にめぐりあう以上に難しいことかもしれません。そして、もし、そんな医者にめぐりあえたら、こんな幸せなことはないと思います。年齢があがるほど、医者の世話になる回数は増えます。その時、本当に頼ることができたら、病気の苦しみがあっても、救われる部分があります。三枝クリニックは、開院当初から、それが一番の願いです。医者との相性もあるかと思いますが、もし、何かあったら、一度、訪ねてみてください。

「宇宙は鏡張りの部屋である」

「外の世界は内の世界の反映である」

「あなたの出したものが、あなたにかえってくる」

これらの言葉を聞いたことのある方もおられると思います。その通りです。25年前の私の意識はいつも自分に向いていました。エゴが自分でした。真面目に仕事をするとか、周りに親切である、とかいった常識的な人間でしたが、「世界に愛を」などと、言葉にだして言う人間は偽善者である、と思っていました。今思うと、心にいっぱいいらないものが張り付いていた感じです。だから、医者は私の歯は診るけれど、その歯を持って苦しんでいる私を診ることはなかったんです。私の心の状態が、外の世界に投影されていたのです。

今は、どんな時も、すべてに感謝を感じています。そして、世界中のすべての人が幸せでありますように、といつも思っています。こんな自分になるように、いろいろな場面が用意されていました。意識的に感謝できることを数え始めてから、3年くらいになるでしょうか。つい最近まで、レッスンが続いていて、特に最後の方は、すごい登り坂でした。だから、これらの言葉を実感できるようになったのは、最近のことです。

パラレルワールドの中から、今の自分の周波数に合った現実を自分が選び取っていると毎日感じています。出会うものが変わりました。人でも物でも、心に響く出会いが増えました。会えてよかった、幸せ、と思える出会いがたくさんあります。

自分を謙虚に見つめ、なおかつ心から愛するようになると、外の世界にも愛があふれてきます。そうすると、波に乗るんです。あらゆることが、自然に、うまく回っていきます。時間差があるので、今日、愛の思いで生きることを始めても、外の世界に現れるまでは、時間がかかる場合も多く、もっとひどい現実が起こることもあります。でも、それは、あなたが、さらに深いレッスンを受けられるくらい進化したのだと宇宙が認めてくれたからなのです。

私もここまでの道のりを考えると、私だけのプランを私の魂と宇宙が用意していたことがわかります。そして、とても愛すべきものでした。だから、誰かをうらやんだりする必要は全くないんです。その人にはその人のプランがあって、その道程には、つらいことや苦しいことも、必ず組み込まれています。そういった一つひとつの体験を経ながら、魂が生まれる前に決めてきた、地上で本当にしたかったこと、本当になりたかった自分に目覚めていきます。

こういったことを話す賢者は、世界にたくさんいますが、私も少し前までは、それが自分の人生に本当に起こるなんて、信じていませんでした。そう願っていただけです。だから、皆さんも、とにかく、やってみてください。今までとは全く違う世界にちょっと足を踏み入れれば、アリスが不思議の国に誘われたように、うさぎの穴を超特急で降りていくかもしれません。そこは、まさにワンダーランドです。行ってみる価値は、充分あります。