日別アーカイブ: 2017年11月23日

愛をこめて

初めに、お詫びです。2日ほど前に、スマホから、ひだまり通信にアクセスできない状態になっていて、ご心配をおかけしました。ホームページを作ってくださっている方の迅速な対応で、復旧できました。いつも、皆さん、ありがとうございます。

「この世界で生きていくのは大変なこと」だと思います。私は中学三年生の一学期まで、夢の中で生きていて、夏休み前のある日、この世界で生きることを余儀なくされた出来事がおきました。

まず一回目の、自分の全否定がおきた日です。あれから、どんどん自分を追い込んで、この世界で成功しなければ、自分は何の価値もない人間だと思うようになりました。一生懸命がんばることの素晴らしさも知りましたが、がんばっても、がんばっても、がんばっても、自分が目指すところに手が届かず、志望大学に落ちた時、抜け殻になりました。燃え尽きてしまったんです。

何をやってもうまくいきませんでした。自分の中に空いている大きな穴を埋めるために、必死になって外側に愛を求めていましたが、どこにも見つけられませんでした。

私の手に魔法がもどってきたのは、二度目の自己の全否定を経験し、二度目のどん底を体験し、今の自分の概要ができてからです。

一度、どっぷり三次元に浸かって、それではやっぱりだめなんだという経験が必要でした。子供のころの私に結局はもどったわけで、子供の時の私はやっぱり、宇宙の願い通りの存在であったことがわかりました。

ではなぜ、こんな経験をする必要があったのでしょう。同じところにもどるなら、最初からそこにいたら良かったのに。それは、剣を鍛えることと似ています。何度も火に焼かれ、たたかれるからこそ、剣はより素晴らしい剣になっていくのです。

本物になる必要がありました。そして、それはいつか、誰かのためになるため、でもありました。私は、ひだまりを読んで、お電話くださる方々が、とても繊細で優しくて温かくて、思いやりがあって素晴らしい方々なのに、この現実の世界で苦しんでいる、ことも知りました。何か、少しでも、支えになってさしあげたいと心から思っています。

電話を下さらなくても、きっと、これを読んでくださっている方々は、そういう心の方がほとんどで、つらいことも多いだろうな、と思うんです。

私が一番に皆さんにお伝えしたい贈り物は、いつも書いていることです。

「自分が自分の一番の味方であり、親友でいてあげること」「自分の一番の愛を自分に贈ってあげること」

人に認められなくても、特別なことができなくても、失敗ばっかりしてしまっても、あなたは生きているだけで素晴らしいのです。あなたが生きているのは宇宙があなたを祝福しているからです。あなたの勇気を称え、あなたを心から愛しているから、あなたはここにいるのです。

周りが全部、敵だらけに思う時でも、この世界で一人ぼっちだと思う時でも、あなたには最強の最高のあなたがついていてくれるのです。そして、あなたの本当の力がよみがえるのは、あなたがあなたを心から受け容れ、愛した時なのです。

そばにいて、励ましてさしあげることができたらいいのに、と思います。「私がいるよ」と言ってあげられたら、皆さんの痛みも少しは癒えるのに、と思います。そうできないのは、残念ですが、そこにこそ、宝物があるのです。

「自分」は神様と自分が贈った最高の宝物です。ひだまりを愛していてくれるなら、どうか、私の言うことを信じてください。「ひだまりを書いている人が、こんなに強く言ってくれるんだから、私って、素晴らしいんだ」、と思ってみていただきたいのです。

そう思っても、現実はすぐには変わらず、相変わらず苦しい日は続くと思います。でも、いつか、必ず変わる日が来ます。

私も、何度も何度も打ちのめされて、泣きました。でも、思いもよらない時に、思いもよらない形で変わる日がきたんです。私も自分で経験するまでは、そういう人はラッキーで、私は永久にこの苦しみの中に閉じ込められてしまうんじゃないか、と思った時もありました。

ありきたりですが、「雨が降らなければ、虹はかからない」のです。晴れている日は幸せですが、雨上がり、雲の隙間からさす太陽の光はもっと幸せを思い起こさせてくれます。無駄なことなどありません。あなたが今、苦しんで、もがいて、それでも、精一杯自分のできることをしていることを宇宙は全部知っています。

物理的に何もできなくても、声の限りにあなたを応援してくれています。疲れたら、一人になる時間をとって、できたら、自然の中に入って、木の声を聴いてください。花の笑うのを見てください。

だいじょうぶ。あなたは、そのままでだいじょうぶ。私は、いつも心からあなたを愛しています。