春が来た

春ですね。パンジーが日に日に大きな花を咲かせています。チューリップの球根が芽を出し、すくすく育っています。この冬はことのほか、寒さが厳しく春が待ち遠しく感じられました。

夕方、西の空に金星(宵の明星)、いわゆる一番星が見えるようになりました。春が近づいて、オリオンとシリウスもだいぶ、西に傾いています。

金星やシリウスは、際立った美しさを放っているので、目を引きます。見ているだけで、心を奪われます。星の中に吸い込まれてしまいそうです。

前にある人が、「みんなに空を見よう、と呼びかけているのは、そうやって、上を見れば、自然と顔を上げるようになる。顔を上げれば、心も明るくなる。ほとんどの人はいつも下ばかり見ているから。」と言っていたことを思い出しました。

生きることって、そんなに苦しいことでしょうか。私がそう言ったら、あなたは、「何て不謹慎な。あたりまえでしょ?苦しいに決まっているじゃない。」と言うでしょうか・・・?

私はこの頃、とても思うんです。「幸せだなぁ」って。朝からずっと幸せなんです。朝、カーテンを開けて、お日さまにおはようを言う時。窓を開けて、朝の空気を胸いっぱい吸い込む時。それが一日中、ずっと続いていて、気づくと、何度も「幸せだなぁ」って、胸でひとり言を言っています。

こんな日が未来で待っていてくれました。辛かった時のことは、今ではもう、思い出せないくらいで、何となくその時のことを思っても、まるで、誰かの物語を読んでいるようにしか感じられません。

それでも、私の内面は、すっかり変わりました。何もかもがうれしくて、何もかもがありがたくて、何もかもを「愛している」と思います。そして何もかもが「私を愛してくれている」と感じます。

今日も、宇宙と共同創造しながら、生きています。宇宙が私の心の声を聴いて、それを起こそうとしています。私の声を聴きたがっています。私も愛をこめて、宇宙を想います。宇宙は愛から私を産んでくれました。その私が愛を宇宙に還せるようになりました。きっと宇宙はとても喜んでいてくれるはずです。

愛がいつも心で振動しています。この愛が周りに、ずっと拡がっていって、きっと宇宙の果てまで届いています。そしてまた、私のところに還ってきます。宇宙と私の間で愛が循環し、きっとその愛があなたにも届いていると信じています。

私と出逢ってくださってありがとう。あなたにこの愛を贈ることができて、とても幸せです。

 

土曜日、東京国際フォーラムでミュージカル『ジキル&ハイド』を観てきました。となりの、三菱一号館美術館で『ルドンー秘密の花園』展を見てきました。写真を撮影できるスペースが用意されていました。この写真は「グランブーケ(大きな花束)」という作品です。