登頂成功

皆さん、お元気ですか?私は、今日、この山登りを終えました。昨日の午後から、ラストスパートし、すべての懸案事項が一気に解決しました。パズルの最後のピースがはまった時は、ミラクルが起こったとしか言いようがありませんでした。

今日、頂(いただき)に立って、この思いを書いておかなければ、すぐにいつもの雑事に引き戻され、感動が薄れていってしまうので、今、思うことを綴っておきます。

私の登山を心配して見守っていてくださった皆さんにまず、お礼を申し上げたいと思います。私の顔も見えず、様子もわからないところにいる方の方が、心配してくださったのではないかと思います。

今まで生きてきて一番大変な思いもしたし、一番喜びにあふれた出来事でした。未知の部分が多く、自分だけの力では到底登り切れないことは初めからわかっていました。

専門家の手助けが必要でしたが、その専門家をどうやって探せばいいのか、というところからの出発でした。夢の中で答えをもらったこともあったし、ネット検索をしていて偶然探したこともありました。

皆さん、良い方ばかりでした。報酬を支払うからといって、親身になって助けてくださるかどうかはわかりません。時間制限がありますので、私だけでなくその方も、本腰を入れて取り組んでくださらなければ、結果を出すことはできませんでした。

いつも、天には試されている、と感じていました。待つべき時に待てるか、進むべき時にくたくたになっても進めるか、そのどちらかでした。なだらかな道を行くことはなかったように思います。

つらいこともたくさんあったのですが、登り終えてしまうと、いいことしか思い浮かびません。つらいこと、苦しいことさえも懐かしく思い出されます。

そして、この山登りを周りの人と、分かち合いたいと思いましたが、それは無理なんだとわかりました。

この登山は私だけのものなんです。人に話しても、たぶん、結果の部分だけで「良かったね」と言われてしまいます。

私のたくさんの思いをどんなに話しても伝わらないでしょう。だからやはり、経験がすべてなんです。自分で体験して、泣いたり笑ったり、うれしかったり、困ったり、その一つひとつが、私だけの宝物なのです。

山を登るたび、レベルアップしていますが、登頂に成功したからこそ、こんなに高いところまで来た感慨があるわけで、最初は大きな不安もありました。

これは私のやらなければならないこと。他の誰にも出来ない。私があきらめてしまえば、決して形になることのないプロジェクト。天は私にできると思ったから、与えたのでしょうが、私が実際に一歩一歩登って形にしていく作業は必要です。

今思うと、最初からパーフェクトゲームだと天は知っていたに違いありません。私の魂も知っていたのでしょう。でも、それを実際、この身体と心と脳をフル回転させて、3次元で行うことにこそ、ここに生まれてきた意味があるのでしょう。

今日の一番の気持ちは「幸せ」です。すべてにただ愛と感謝があるのみです。登って本当に良かった。あきらめなかった、逃げなかった、信じて登り続けた自分自身と今日はゆっくり休みます。

そしてやっぱり思います。山登りの機会を与えてくださったことが贈り物であったのだと。登らなければ、こんな素晴らしい気持ちになることも、幸せも味わうことはできなかったのですから。また次が来ても、私は、「よっしゃー!」と言って登ることでしょう。更にレベルアップした山に。