満天の星空

先週の土曜日、長野県伊那市で行われたCE-5コンタクトワークに参加してきました。CE-5コンタクトワークの詳しい内容等についてはJCETIのホームページでご覧になってください。

あの日、ずっと雨が降っていました。でも私の心は、夜になったら絶対晴れる、という確信に満ちていました。それでも、ワークを始める夜9時頃、やっと雨があがりました。宿から車で、20分くらい、更に山道を登っていくと、周囲が見渡せるキャンプ場につきました。

雨上がりの空に、ぼーっと白く一つだけ星が見えていました。みんなで輪になり、呼吸を整え、瞑想しながら、宇宙へ上がっていきます。高次元の存在が、私たちの場所まで、一緒に来てくれるよう、グーグルで宇宙から、自分のいるところを見るように拡大していくイメージでもどってきます。

しばらく空を見ているうちにあんなにガスっていた空が、さーっとまるでベールをとったように、晴れ渡っていき、一気に満天の星空に変わりました。天の川が地平線から地平線までぐるっと見えています。さそり座や北斗七星などのお馴染みの星が、はっきり見えています。その北斗七星の間をゆっくり通っていくETV(宇宙船)を見つけました。愛の電波を放ちながら、友好の印を送ってくれているようでした。

それから自分の内部の瞑想に入りました。各自、自分の内面のワークを通じて内面で、高次元の存在とつながります。空はまたガスで覆われていきました。

とても穏やかで安らかで、愛だけを感じながら、内面のワークを終えて空を見上げると、また満天の星空に変わっていたのです。まるで私たちのことを全部わかっているかのように、宇宙が共に呼吸しているようでした。

それから、もう少し歩いて上り、塔の上に上がりました。その頃はまたガスが出ていたのですが、参加者の一人の方が、「もう一回、星空見せてください、ってお願いしてみましょうか」とおっしゃいました。私はもう十分見せてもらったから、と思っていたのですが、塔から降りて、キャンプ場に戻ると、また素晴らしい星空になっていました。そこで、みんなでもう一度、塔まで戻りました。けっこう坂がきつく、雨で足元もぬかるんで、滑りそうだったのですが、ぜえぜえしながら、上ってみると・・・歓声があがりました。

天の川の星の一つひとつが、一つひとつの砂粒のようにくっきり見えるほどでした。私は今まで生きてきて、あんなに美しい星空を見たのは初めてでした。プラネタリウムを実際に見たようでした。もちろん、プラネタリウムがどんなに最新のテクノロジーを駆使しても、実物の美しさにはかないません。圧倒的な迫力でした。

ただ宇宙の愛を感じて涙がこぼれました。ただ、愛されている実感に包まれていました。ずーっとここにいて、この星空に抱かれていたい、と思いました。

近くに分杭峠があり、ゼロ磁場のパワースポットとして有名なところです。両親は何度も分杭峠を訪れ、身体の調子が良くなって帰ってきていたので、私もいつか行ってみたいとずっと思っていました。大地のパワーと宇宙のパワーが一体となって、もはや、自分が人間であることすら忘れてしまうほどの、非日常な体験でした。

帰ってきてからも、身体が熱を発しているように、エネルギーが充満しているように感じます。

インスピレーションで、行きたいと思うことや、やりたいと思うことがあったら、そこに行ってみること、やってみることです。あなただけを待っている何か、があなたを呼んでいるのです。本当に、それが、あなたと縁の深いことなら、現実は信じられないくらいの不思議さで、道を開いてくれます。

その心の声に、どうか耳を傾けて、簡単にあきらめない人になってください。私はいつも思います。「人生、まだまだこれからよ」って。皆さんのハートが、キュンキュンする体験をいっぱいしてくださることを心から願っています。