日別アーカイブ: 2017年5月13日

新緑の5月

今日は、童心に帰った一日でした。小学校1、2年生だった頃の私です。いなかの小学校で、家まで、子どもの足で30分くらいかかりましたから、帰りは必ず道草をして、帰ってからも川の土手や林の中で遊んでいました。

土手の下草を摘んだり、木の新芽や若葉を集めているうち、時間の感覚もなくなり、黙々とそれらを集めることに夢中になっていました。朝からの雨は恵みの雨で、木々も草も本来の美しさを輝かせて、雨と共に私を浄化し癒してくれました。気がつくと約束の1時間を過ぎていて45Lのポリ袋半分くらい集めていました。集めたもので何をしたかというと・・・手作り酵素の仕込みを行いました。

軽く洗って、1cmくらいに刻み、たるに入れ、砂糖と海藻粉末を入れて混ぜていきます。今日の仕込みはここまでで、この後、1週間ほど、毎日手で混ぜます。自分の手の常在菌が更に発酵を促進します。この時、たるの中の野草に向かって、愛情と感謝を込めながら混ぜるとよりおいしくて、栄養価の高いジュースが仕上がるということです。

1週間ほどすぎたら、ざるの上で絞り、絞った酵素液に手作り酵素の素を入れて出来上がりです。それを3~4倍に薄めて飲みます。今から出来上がるのを楽しみにしています。

酵素が身体にいいことは広く知れわたっていますが、市販のものは、どんなものが仕込まれているかまで知ることはできません。自分で採取しているうちに野生の感覚がもどってきて、おいしそうな葉や草が瞬時にわかるようになります。つるが伸びているものは新しい生命エネルギーがいっぱいです。芽吹いたばかりの若葉、新芽は見ているだけで、活力をもらえそうなほど生き生きしています。

また、たるに入れて混ぜただけで、手がすべすべになっていました。手作り酵素は様々な病気に効果を発揮しています。実例や作り方の載っている著書をご紹介します。

『人類の命を救う 手作り酵素』十勝均整社 代表 河村文雄 著

実際、身体が弱って免疫力や抵抗力のない人ほど、野草に素手でさわっただけでエネルギーを感じるそうです。現代人はあまりにも、自然から遠ざかってしまいました。

私も週に2回ほど、公園の芝生の上を裸足で歩いたり、裸足で地面に座って本を読んだりしていますが、とても気持ちいいです。もう2年ほど続けています。これもぜひ、皆さんにおすすめしたいことです。靴は絶縁体の役割をしてしまい、大地と自分の身体の直接のつながりを遮断しています。パソコン、携帯、テレビ、電子レンジなどあらゆるものから電磁波が出ていますし、ストレスの多い生活によっても人間の身体はプラスの電気が溜まってしまって、不調の原因となっています。大地に素足で立つことで、そのプラスに傾いた電気を身体から大地に吸い取ってもらうことができます。だから、とても気持ちが良くなり、穏やかになります。

十勝均整社のホームページから、今回ご指導いただいた、やまなし手作り酵素の会を知ったのですが、たぶん、全国各地で行われていると思いますので、調べてみて下さい。

「やまなし手作り酵素の会」http://ideanote.jp

前日、吉本ばななさんの『みどりのゆび』という小説を読んでいて、とても感動したばかりで、それを実際に今日、目にして人間と植物のつながりを一層感じました。木は木を好きな人がそばを通るとわかるそうです。愛を感じるんですよね。私の庭のバラは去年より、素晴らしい花を咲かせています。心が伝わっています。去年の今頃はまだ、どん底から這い上がったばかりで、私はくたくたでしたから。今のようなみずみずしい思いで花と向き合えていませんでした。

「植物ってそういうものなの。ひとりのアロエを助けたら、これから、いろんなね、場所でね、見るどんなアロエもみんなあんたのことを好きになるのよ。植物は仲間同志でつながっているの。」  『みどりのゆび』より

やまなし手作り酵素の会の松永さんから聞きました。「人間は酸素を吸って、二酸化炭素を出している。植物は人間の出した二酸化炭素を吸って、酸素を出している。お互いに循環しながら生きているってことを、野草を採ることは考えるようにもなる、奥深いもの。」

時間ができたら、自然の中で過ごしてみてください。陽の光り、ほほを風がわたっていく感じ、雨に濡れた花の美しさ、真っ青な空の色・・・どんなに言葉を尽くしても言い足りないくらい、恵みに満ち溢れ、私たちは愛されていることがわかります。そうして、あなたも、何も言わなくても、そこにいるだけで、誰かの心を慰めてあげることのできる存在になります。