日別アーカイブ: 2017年6月8日

『アナスタシア』

今日、公園を裸足で歩いてきました。大きな木があってその木の根元に立って、木の氣を感じました。どこまで、この木の氣を感じるだろう、と思って少しずつ、手を離していきました。手が一番広がったあたりまで感じていたのですが、その後、思いっきり後ろに引っ張られる感じがして、とても不思議でした。

空間はエネルギーで満ちているんだ、と思いました。私を後ろに引っ張ったエネルギーは目には見えないけれど、確かにあったんです。その木も、私も、石も、鳥も、花も形としては一個の個体としてあり、外側の形がわかりますが、エネルギーはどこまでいっているのか、見ることはできず、すべてがエネルギーのプールの中でお互いに在り、お互いを支えあい、はぐくみあっているように感じました。

以前、どん底にあった時、公園の一本の木が、私の痛みを感じて引き寄せてくれた、と書きました。木は共感能力が高いから、自分のエネルギーフィールドの中で私を受け止めてくれたのでしょう。

人もあの木のように人の痛みを感じて包んであげられたらいいのにな、と思います。最初から一つで離れていない、ということを知らなかったから、相手を責めたり、戦争をしてきただけなのです。

相手を打ち負かしても、決していい気分になれないのは、相手と思っている人は自分自身であり、根っこのようなところではつながっていて、同じものを共有しているからです。

私は今、『アナスタシア』という本を読んでいて、私を含め、人類は知らないことだらけだな、と実感しています。アナスタシアが話すことは、魂のレベルに直接、働きかけ、「知っている」、という感覚を呼び起こします。でも今までの私は知らなかったことばかりです。だからできなくても無理はなかったし、幸せな世界でないのは当然のことのように思われました。

初めの方の一節をご紹介します。

「神は宇宙のエネルギーを貯蔵するために、シベリア杉を作られた。愛に満ちた人間は、あるものを放射する。その放射はその人の頭上を運行する惑星に一秒にも満たない速さで届き、瞬時に反射し、再び地球に戻ってきて、生きとし生けるものすべてに命を与える。

太陽は人の放射のすべてをも超える波長を反射することができる星のひとつ。光の勢力が発する放射だけが、人から宇宙へと飛んでいく。そしてあらゆるものに益となり恵みとなる放射だけが、再び宇宙から地球へと戻ってくる。

邪悪な感情の影響下にある人間からは、闇が放射される。この闇の放射は上昇できず、地中深く降下していく。そして地球の中心部に到達すると、はね返って、火山の噴火や地震や戦争となって地表に戻って来る。はね返ってくる闇の放射の究極の作用は、発した人間の内なる邪悪な感情をじかに強化することだ」

この世界のものはすべて、相互に影響を及ぼしあっています。「愛している」という想いを送ると、愛は届きます。特に自然は人間の愛に応えます。

今、子すずめが巣立ちの時で、庭によく来るのですが、細くて小さいのに、素早く虫をつかまえて食べている姿に感動しました。自分の命を精いっぱい生きています。私たちも、いろいろ考えすぎないで、自分を精いっぱい生きていけばいいんじゃないかな、と思います。

『アナスタシア』ウラジーミル・メグレ著   ナチュラルスピリット刊 参照