宇宙が味方をしてくれる時

私はとても内気な子どもでした。できたらいつも人の影に隠れていたいと思っていました。

そんな私にも、たったひとつだけ、やってみたいことがありました。

秋の運動会の最後の演目が、全校児童による鼓笛行進でした。その指揮者をどうしてもしてみたかったのです。

生まれて初めて立候補しました。友達も立候補しました。

彼女は積極的な性格で、みんなも彼女の方がふさわしいと思ったと思います。

その日の放課後、先生と私たち二人で決めることになりました。その時、先生は「一江さんは、自分から何かをしたいなんて言ったことがない。できたら、一江さんにさせてあげたい」と言ってくれました。

鼓笛の指揮者は誰にとっても、その時一回のもので、彼女もどうしてもやりたかったんだと思います。泣いていました。

いつもなら、悪いことしたなぁって思うのに、その時は、やっぱり、嬉しかったんです。

今考えると、どうしてそんなにやりたかったのかもわからないのですが、無事、やりとげました。

宇宙が求めているのは、その一歩を踏み出す勇気なんです。

できないかもしれない、失敗するかもしれない、もっとひどいことになるかもしれないってやる前は心配になることもあると思います。

私はあんまりチャレンジしなかったけど、チャレンジしたことは、全部、思っている以上の成果を挙げられたように思います。

今となっては、あれもこれも、もっとやってみれば良かったな、きっとやったら全部できたよなって思います。

やるって決めて、一歩踏み出した時、流れがこっちにくるんですよ。きっとうまくいくって思います。そして本当にそうなります。

皆さんも、やりたいこと、やらなきゃならないことがあったら、やってみてください。

たとえ失敗することがあったとしても、何もしなかったより、ずっと大きな宝物をもらうことになります。

その時の失敗が次の成功に必要なこともあります。

長い目で見れば、失敗はないということです。やらなくて後悔することはあっても、やって後悔することはないように思います。

地球はチャレンジの星です。思い切り自分を輝かせて、やりたいことは全部やって、「あー、楽しかった」って言って帰りたいと思います。

(文責 三枝一江)