電子システムを導入し、より正確で快適な診療環境を整えております。
医療設備
電子カルテ
より正確な診断をするための情報管理を行い、見やすい形でのカルテ開示をしています。また診療や事務処理の効率化により、患者さんへの負担が軽減できるよう考慮しています。
デジタルX線画像診断および画像保存システム
最新式のX線読み取り装置および画像保存装置を導入しており鮮明で良質な画像を提供できます。撮影した画像を即座にモニターで見られ過去のX線や内視鏡画像との比較も容易に行えます。
胸部X線画像処理システム
胸部経時差分処理システム TEMPORAL SUBTRACTION
小さい病変や、見落としやすい領域の濃度変化を抽出
TSの原理とは(TS:Temporal Subtraction)
今日(現在)の検査画像と過去の検査画像を差分して、サブトラクション画像を生成します。経時変化の差が確認しやすくなり、病変などの変化がより見つけやすくなります。
胸部単純X線撮影で骨陰影低減画像を表示する「胸部アドバンス処理」
胃・大腸内視鏡検査(フルデジタル電子内視鏡システム)
従来の機種AdvanciaHDから最新のレーザー内視鏡システム(LASEREO)を導入いたしました。従来の機種よりも高画質でより精度の高い診断が可能となります。
診察室でも内視鏡画像を供覧することが出来ます。
胃内視鏡には最新の極細径のスコープを使用し経鼻内視鏡も行えます。当院で導入した機種は、最新式のデジタル画像処理技術を用いて、従来の電子内視鏡において判別しにくかった表面模様等の形状変化や色調の微妙な変化を捉え、術者が診断しやすい画像に強調・処理する機能を持っています。
下部消化管用拡大スコープEC-L600ZP7は、硬度調整ノブを回すとスコープ内部に組み込まれたコイルが伸縮し、軟性部の硬さを4段階で調整できる「硬度調整機能」を搭載。腸管の屈曲や形状に合わせてスコープの硬さを調整しながら進退させることができるため、スコープ先端部を大腸の深部まで挿入しやすくなりました。さらに、高い弾発性を持つ素材を採用することで、医師が操作部をねじった時に、手元の力が先端部まで伝わりやすくなった「高追従挿入部」と、腸管壁のカーブに沿ってスムーズに曲がり、カーブ通過後はまっすぐに戻りやすい「カーブトラッキング技術」との組み合わせにより、屈曲部が多い大腸へのよりスムーズな挿入をサポートします。
高精細画像情報を生かした最高解像度で大画面の液晶モニターに表示します。
検査の画像はレーザーカラープリンターでプリントし検査終了後にお渡ししています。
最新式の内視鏡自動洗浄機も備え、1回ずつ洗浄していますので、内視鏡検査による感染の心配はありません。
レーザー光源搭載の新世代内視鏡システム「LASEREO(レザリオ)」
レーザー制御技術と、独自の画像処理技術を組み合わせることで、粘膜表層の微細血管などを強調した画像観察を可能とし、がんなどの病変部の視認性向上を実現しました。
- 「2つのレーザー光」という発想
- BLI(Blue LASER Imaging)画像
- 発光強度で切り替えられる観察タイプ
- 従来光源より省エネで、長寿命を実現
「2つのレーザー光」という発想
レーザー照明の概念図(実際の構成とは異なります)
LASEREOシステムのレーザー光源装置は白色光用とBLI用の2つの波長のレーザーを搭載しています。白色光用レーザーは、蛍光体を発光させて白色光照明を得るための励起光として使用します(波長幅は2nm、発振波長の個体差は440~460nmの範囲内(*1))。BLI用レーザーは血管・表面構造の情報を高コントラストな信号として取得するために使用します(波長幅は2nm、発振波長の個体差は400~420nmの範囲内(*1))。2種類のレーザーの発光強度比を変えることで、白色光観察と狭帯域光観察それぞれに適した光を照射し、画像処理との組合せによって4つの観察タイプを切替えて使用できます。
- *1:波長が仕様内であれば、撮影画像に差異がないようシステム調整しています。
BLI(Blue LASER Imaging)画像
短波長狭帯域光観察BLIは、表層血管観察に適した短波長レーザー光を照射して得られる高コントラストな信号に画像処理を行うことによって、血管や表面構造の観察に適した画像を表示するものです。
発光強度で切り替えられる観察タイプ
2種類のレーザーの発光強度比を変えることで、白色光観察と狭帯域光観察それぞれに適した光を照射し、画像処理との組合せによって4つの観察タイプを切替えて使用できます。
白色光は従来システム(キセノン光源)と同等の色調です。FICEは分光画像処理により微細な色の変化を強調します。
中遠景までの血管や表面構造を強調し、BLIよりも明るい画像が得られます。
アレルギー検査(ドロップスクリーンA-1)
主な特徴
- ■微量採血
検体量20μL(全血、血漿、血清サンプルが使用可能)
指先採血で検査できるのでお子様にも安心 - ■測定時間
測定時間30分
患者様への即日報告が可能
超音波診断装置
腹部および体表(甲状腺など)の超音波検査を行います。
高画質の最新式の腹部超音波検査診断装置を導入しております。
スタンバイモードからわずか8秒でシステムが立ち上がり、検査が可能になります。予約なしで外来時に即座に必要な検査を行うことができます。
プレミアムクラスにせまる高画質
Aplio™/Xario™シリーズで定評のある広帯域プローブ技術やPulse Subtraction THIにより、プレミアムクラスに迫る高画質を実現しています。処置室や病棟などでも、検査室と同様に高画質で検査することが可能です。
心電図・長時間心電図
最新の解析付心電計を導入しております。
ノイズの少ない心電図を自動で選び出し、解析するオートキャプチャ機能搭載
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長時間心電図には、装着したままシャワーができるデジタルホルター心電図を導入しています。
睡眠評価装置
最新式の小型軽量機器をご自宅で装着することにより睡眠時無呼吸症候群(SAS)のスクリーニングが出来ます。
呼吸機能検査装置
肺年齢がわかる電子スパイロメーターを導入し気管支喘息や肺気腫などの呼吸器疾患の診断に利用しています。
自動血球計測装置
全自動血球計数・CRP測定器を導入しており、白血球分類も測定できるためウイルス感染か細菌感染かの鑑別に役立てることができます。10分程度で結果がわかりますので、その場で重症度の診断や抗生剤投与の適否が判断できます。
院内迅速診断検査
インフルエンザの診断は、比較的発症早期の段階からでもウイルスを増幅して検出できる測定器を用いており、分析装置が自動で陽性か陰性かを判定しますので結果の判断に迷うことがありません。
その他、溶連菌感染症、アデノウイルス感染症、RSウイルス感染症、マイコプラズマ感染症、ロタウイルス感染症などもその場で診断できます。
HbA1c測定器
糖尿病のコントロールの指標であるHbA1cや血糖測定の結果が6分程度でわかります。