イギリス紀行、裏話

今回のイギリス紀行は、多くの方に読んでいただいたようで、連日、患者さんや業者の方からご感想をお寄せいただき、感謝しております。
文責を記しておりませんでしたので、院長が書いているものと皆さん、思われていたようでした。

渡航前から、「先生、イギリス行くんですか」とたくさんの方に訊かれて、「???」だったそうですが、ひだまりからと知って、「そういうことね」と納得しておりました。文責は三枝一江、三枝の家内です。

息子が、イギリスの大学に行っており、アパート暮らしをはじめたため、その様子を確認する意味も兼ねて、(お掃除が目的です。)私が一人で、息子の元を訪れてまいりました。

院長が男手一つで、息子を育て、久しぶりにイギリスで会って、感無量で涙した、と思われた方がおられて、これは、文責を記した方がいいと思った次第です。

私は一番行きたかったイギリスのレイラインの旅ができて大満足でしたが、やっぱり行って良かったと思ったのは、お掃除をして、全部きれいにして帰ってこられたことです。

火災報知器の電池が寿命を迎えていて、電池交換しないで放置していたため、8分に一回程、音が鳴っていて、着いた日の夜は眠れませんでした。また、電球が切れて電気のつかないものがいくつかありました。

アパートと言っても家族で住めるような広いところです。個人で借りる人はほとんどいないので、家族向けの物件がほとんどです。

息子も寮にいたのですが、様々な国から来る人と一緒に生活するうち、我慢の限界を超えることが増え、アパートを探すこととなりました。日本人の良さをあらためて感じたようです。

1mくらいの棚の上に1m50cmくらいのステップチェアを置いて、私(1m64cm)が手を伸ばして、やっと天井に届くくらい、天井が高く、一人が下で押さえてなければ、怖くて上れません。

ダイソンのいい掃除機が備えてありましたが、変なところにゴミが入ってしまいます。ダイソンは使ったことがないため、3日目にやっと、内部の部品が外れていることに気付きました。

流しはとても狭いのですが、食洗機は素晴らしいものがついていました。洗濯もイギリスの水は硬水のため、洗濯機に塩をたっぷり入れないと、縮んじゃうと言っていました。

駅からアパートまでは、歩くと30分くらいかかるので、ウーバーを呼んでくれました。ウーバーだと乗る前に料金も出て事前のカード決済なので、ぼったくられることはありません。以前、タクシーを頼んだ時、法外な金額を請求されて懲りたようです。

アパートの近くに教会があって、ガイドブックには「イングランドで一番美しい教会とエリザベス1世からお墨付きをもらったこともある」と書いてあった、と息子に言うと、「あそこ、今クラブ(ナイトクラブ)だから」と言われました。似ていたけれど、違う教会だったようです。

スーパーでは、レジ係の人はいなくて、全部自分で品物を機械にかけて、カード決済です。近くに、とても体格のいい警備員がいて見張っているので、不正はできないでしょうね。

B&Bに泊まった時、とても可愛らしいお部屋でした。私が窓から外を見て、「イギリスって感じだぁ」と感動していると、息子が「俺も最初にイギリス来てホームステイした時、こんな感じだった。最初の朝、窓から外を見た時は、やっぱ感動したよな。今、もう飽きたけど。」と言っておりました。( 3年経ちました。)

住んでみればいいところも、そうでないところもたくさん見えてくるんだと思います。私は今回も、イギリスのいいところしか感じなかったんで、「また、お掃除に来よう」と次を楽しみにしています。

ちなみに院長は、コラム「日々是好日」のコーナーに書いております。新しい機械を導入した時など、ごくたまに更新しておりますので、そちらもご覧になってください。

「愛につつまれて」

新緑の5月ですね。
学生時代、ジェットストリームというラジオ番組が好きで聴いていました。
ナレーターの城達也さんの声が素敵でした。
「新緑の5月はアンディと共に」と言われた言葉が今も耳に残っています。
アンディというのは、アンディ・ウィリアムスのことです。この方の歌が大好きでした。若い方が聴いても、きっといいものだと思うので、良かったら聴いてみて下さい。

先日、不注意と想定外が重なって、左手小指下、けがをしました。筋を少し切ってしまったようで、小指を上に上げられません。

一番最初に思ったこと。それは、もし、もう二度とピアノが弾けなかったらどうしよう、ということでした。
部屋にグランドピアノがある話は以前しましたね。でも相変わらず、ずっと弾かないままでした。

旅行から帰ったら弾こうと思っていました。でも、今回のことがなければ、またいつかにきっとなっていたでしょう。

最近一番好きなのは、アンドレ・ギャニオンです。簡単なのに、メロディラインがとても美しく、皆さんもきっとどこかで耳にしたことがあるはずです。

ピアノに向かって弾き始めた時、小指は下に押すことができたので、ピアノを弾くことはできました。

そして、それは何て幸せなことなんだと思ったんです。指が何ともない時は、またいつか、いつでも弾けるから、と後回しにしてきました。

でも弾けない時が来るかもしれないことに気づいたんです。私はこんなにピアノを弾くことに喜びを感じるんだと驚きました。

ピアノの練習は好きではなかったし、サボってばかりだったけれど、高校2年まで、続けたおかげで、それなりには弾けるようになりました。

今ほど、ピアノが一般家庭に普通にある状況ではない中で、母がローンでピアノを買って与えてくれたおかげで、今、私はこんなに幸せを感じていると思いました。

「お母さん、ありがとう」母の日は過ぎてしまったけれど、心からその言葉を伝えたいです。

「愛につつまれて」「めぐり逢い」「秘めた愛」の3曲は毎日必ず弾いています。ピアノを弾くと心が洗われます。

イギリスから帰ってきて、いろんなことが変わりました。波動を上げるワークショップなど、前は好きだったのに、今は、一人でピアノを弾くのが一番好きだし、それで十分だと感じています。

けがはショックでしたが、たくさんのことを教えてくれました。恵みにできるかは、本人次第です。痛いのに幸せでした。それは、どんなことも私のために、宇宙が与えてくれる愛だと知っているからです。

不幸中の幸いで、ピアノが弾けることを残しておいてくれた天に心から感謝しています。
注意はし過ぎることはないし、後になって後悔しないよう、準備を怠ることのないよう、気をつけようと心しました。

時差ボケが結構あって、いつもの私でなかったことも確かです。大きなことをしてきたら、休みもたっぷり取る必要がありました。まして、もう20代ではないのですから。

でも瞑想のおかげで、大難が小難であった可能性もあります。何より、ピアノが弾けて本当に良かったです。

日常を離れて見えること

旅行の片付けもまだ終わっていないのですが、日常の生活に戻ってきたんだという実感の中にあります。いつものテーブルに座って、いつもの朝と同じようにコーヒーを飲みながら、確実に違っているのは、できるかわからなかったことをやって帰ってきたんだなという喜びです。

この前ここに座っていた時は、チャレンジャーだった私が、全部やって、その暖かい思い出とともにここに座っています。

夢のようでありながら、知り合って言葉を交わした人々の笑顔や、風景や風のにおい、空の色、何もかも宝物として、私の中にあります。帰ってきたばかりなのに、機会があったら、また行こうと思っています。

30年前の旅行は、21日間かけて、西ヨーロッパをほぼ一周してきました。渡航している間に、昭和天皇が崩御されて、帰りの飛行機のセキュリティチェックがとても厳しかったのを覚えています。

一番最初に降り立ったのがロンドンでした。夕闇迫るロンドンの街に近づいていくにつれ、それはさながらピーターパンの世界そのものでした。その時の光景は目に焼き付いて、その瞬間、ロンドンに恋したんだと思います。ヨーロッパのどこの都市に行っても、土地の方々に親切にしていただいて、幸せでした。

帰ってきてから、社会人になって、厳しいこともたくさんあり、その時の喜びも、少しずつ忘れていきました。
いつしか、喜びとは無縁の生活を送るようになっていました。

我慢することが当たり前で、自分の心が本当に満たされて幸せを感じることを忘れて生きてきました。それを思い出しました。魂が喜びに震え、心が幸せだと言っています。

空港で、息子と別れる時、「ありがとう」と言った瞬間、涙があふれてきました。また、すぐ夏休みで帰ってくるのに、不思議ですよね。

一週間以上、ずっと一緒にいて、とても楽しかった。子育ては苦しいことの方が多かったけれど、たくさん教えてもらいました。それだけで感謝していたのに、こんなに素敵な時を一緒に過ごしてくれて、本当に幸せで胸がいっぱいです。

日常を離れた時間と空間の中に身を置くと、新しい発見があります。そういう心の動きが、当たり前のことなど一つもなく、全てが贈り物で、自分がどんなに幸せなのかを思い出させてくれます。

やりたいと思うことの中には、たくさんの贈り物が詰まっています。やる前には想像もしなかったことが詰まっています。だから、諦めないで一つひとつ自分の願いを叶えてあげてください。それは自分自身への心からの愛であり、自分にしかできないことです。

帰ってきたら、庭のバラの花が咲いていました。木々の葉っぱがずいぶん増えて、緑がいっぱいになっていました。ここで待っていてくれた花や木にも、感謝の想いが込み上げてきました。

何もかもが愛です。「私が愛なら、すべては愛になる」
それは真実です。

帰ってきました

先程成田に到着しました。
ロンドンの地下鉄には魔物が棲むと言われますが、25分も動かず、もう一本の線も閉鎖中で待つしかありませんでした。搭乗手続き終了5分前に着いて、何とか乗れました。
ナショナルギャラリーの絵をのせていきます。写真取り放題でした。

本当に楽しい旅でした。イギリスにいる息子が同行してくれました。荷物を持ってくれたり、困った時は助けてくれて、一人で行くより、結構気楽に堪能できたと思います。
今は夢が叶って幸せです。そして計画していたこと全部やりきって帰ってこられてホッとしています。
ありがとうございました。