月別アーカイブ: 2016年6月

喜びは生命力

私たちの脳は、常に思考し、脳のおしゃべりは止まることがありません。意識して気づかなければ、日常の雑多なことに埋没し、その多くが、どちらかというとネガティブなものになりがちです。

私は、ずいぶん前から、就寝時と起床時に、ヘッドフォンで、瞑想のCDを聞いています。瞑想といっても、堅苦しいものではなく、とても心地いい音楽に言葉が乗っているものです。

朝はだいたい、起床予定時間より、1時間ほど早く目覚めるのですが、ここで、聞いている瞑想のCDなくして、私の一日は始まらないくらい、お気に入りのものです。「ハートを開く」というタイトルのものですが、25分くらいの再生ののち、まったく、別人になったと思うくらい、ハートが開いています。

「ハートが開く」という状態を皆さん、感じていらっしゃいますか?それとも、想像できませんか?

私は今朝も、とても、素敵な気分で起き上がりました。そして、ふと思ったんです。このCDをもし、今も聴くことがなかったら、ただ、朝、目が覚めたから、布団から出る、という起き方をしていたら、何もかもが、今とは違っていたんじゃないかと。

ゆっくり深く息を吸って、吐いてを繰り返しながら、自分の深いところへ降りていき、ハートのずっと奥で、そこにある花の匂いを嗅ぎ、美しい庭を散歩している間に自分自身が宇宙そのものにまで拡大していきます。ただ、愛と平安と喜びだけを感じています。そうして、幸せいっぱいの気分で一日が始まります。

忙しいモードで一日を始めると、一日通して、忙しいんです。でも、ゆったりモードで始まると、意外に、あせらなくても、やるべきことはこなせた上に、自分の時間もとれるものなのです。

アインシュタインが、「時間は相対的である。」と言った通りです。引き寄せかもしれないし、自分が創造している、ともいえるでしょう。

一日の始まりである目ざめの時の過ごし方は、とても大切なので、自分がハッピーになれる工夫をされてみては、と思います。

さて、前回、ご紹介した本を読みすすめています。今日の話は、私もはじめて知ったことですし、少しわかりにくいかもしれませんが、フィーリングで感じてください。

身体の中の全細胞はファイアリング(発火。活動電位が発生すること。)しています。たとえば、心配性の人がいます。心配すると、脳の神経細胞が心配のパターンでファイアリングします。脳は心配に集中しています。出ていく振動のすべてに心配が乗っています。それが、身体を取り巻くエネルギーフィールド(いわゆるオーラ)に出て行って、身体の周囲を覆います。身体は常に再生していますが、その再生時に、この心配の振動も引き込み、いまや、心配は身体中の細胞が再生するとき、その細胞内に取り込まれます。

本来なら、心配などの振動の影響を受けることなしに、再生できたものが、心配の振動を引き込んで再生しています。それを細胞が再生する度に繰り返していたら、どうなると思いますか?細胞は傷つき悪化していきます。その結果、病気になったり、老化が進行します。ストレスが病気の原因になるのは、細胞レベルで影響を与えているからです。

人間は皆、幸せでありたいと願います。しかし、現実的には心配することも多く発生し、心の願いと身体がアンバランス状態を生み出します。するとイライラが募ります。そこで、どうしたら、このバランスをうまくとっていけるようになるか、のレッスンを、その人は引き寄せるのです。

今まで自分が、信じてきた考えや偏見を捨て、態度を変えることができるような愛のレッスンを引き寄せるのです。

具体的なレッスンについての記述はなかったのですが、私は直感的に、病気から生還した人のことが、浮かびました。

健康を当たり前だと思っていた人が病気になって、はじめて健康のありがたさを知る、という話を聞きます。健康な時は、少しのことでも心配したり、愚痴を言っていたかもしれません。しかし、絶望の淵まで突き落とされた時、生きていることがどんなに素晴らしいことか、健康で、おいしいものが食べられて、歩くことができている、そんな当たり前のことが、どんなに有難いことであったか気づきます。病気から回復した後は、病気になる前とは別人のように、愛が深くなっていることでしょう。

小鳥のさえずりを聞いても、雨上がりの紫陽花の花を見ても、お水を飲むだけでも幸せを感じられるようになるでしょう。病気は大きなつらいレッスンだったかもしれませんが、残りの人生はそれまでとは比べ物にならないほど、豊かになるでしょう。

この人が学んだもの、それは、どんな時も、どんなことにも、喜びを感じることができる、ということだと思います。喜びは生命力です。前述の心配を喜びに変えてみてください。今度は喜びが身体中の全細胞でファイアリングします。ふつうに細胞が再生する時より、もっと生命エネルギーを蓄えて再生します。若返るのです。

だから、人生における難題や挫折は結局のところ、その人を幸せにするために起っているのです。喜びや愛というのは、人生がふつうに流れている時は、気づかないものなのです。そして、人生が誰にとっても、楽でいい時ばかりでないのは、すべての人がこのレッスンを通して、より喜びの生命エネルギーをスパークさせて生きてほしい、との大宇宙の願いが込められているから、のような気がします。

 

身体からのラブレター

「身体を愛している」と言っていたら、身体から、ラブレターをもらいました。今、すごく素敵な本を読んでいます。読み終わったら、皆さんにも、ご紹介しようと思っていたのですが、あまりにも、胸がときめく言葉を目にしたので、今日、読んだところまでをまとめてみます。

皆さんもお聞きになったことがあるかと思います。恋をしている女性はきれいになるって。直接関与しているのは、女性ホルモンだと思いますが、その女性ホルモンが分泌されるまでの経緯について、考えてみます。

愛する人が「きれいだね。かわいいね。」と言ってくれると、今までそんな風に思ったことのない人でも、「私、きれいなんだ。」と思うようになります。そして、鏡を見るたび、彼の言ってくれた言葉の証拠を探すようになります。私の一番愛している人が言ってくれているんだから、あの言葉は真実だと、確信しています。すると、鏡の中に証拠が現れてくるのです。毎日毎日、その証拠をたくさん集めていきます。そのうち、周りの人まで「あの子、なんかきれいになったね。」と気づくわけです。

外から手を加えたのではありません。中から始まり、外へ現われました。最初に意識が変化し、身体が反応しました。

「私の身体のボスは私だ」ということは聞いたことがありました。身体はボスの言うことなら何でも聞きます。でも、ボス以外の言うことは聞きません。この場合も、彼が「きれいだね」と言ってくれたから、きれいになったんじゃないんです。私が、きれいだ、と思ったから、きれいになったんです。

前に、身体は有限で、自然に帰る元素の集合である、と書きました。ということは、私という霊魂が中にいなければ、ばらばらになってしまうものである、ということです。元素を人間として、つなぎとめておくものは、私自身、身体ではない私の実体なのです。

身体の中の63兆個の細胞のすべてにとって、すでに「あなたは神なのだ」とありました。その部分を抜粋してみます。

『身体は自分が弱いことを知っています。身体内のあなたという存在は、身体なしでも存在していることを知っています。でも、身体はあなたなしでは存在しません。身体はときに、とてもびくびくしています。この旅を怖がっているのかもしれません。身体はサポートや強さをあなた、つまり身体にすむ神であるあなただけに頼っています。あなたが身体を愛するよりも、身体はあなたのことをもっと愛しています。身体はあなたの生命力なしには埃(ほこり)にも満たないものであることを知っているので、すでにあなたを神として崇めて(あがめて)います。身体はそれを知っているのです。身体はあなたが大好きです。身体はあなたを崇め、崇める対象である神はあなたです。それなのに、あなたはその見返りに社会やイメージの言いなりになって、身体をいかに愛するか、愛さないかを決めています。身体をそのままに愛することを許しましょう。

身体はあなたにあまりに無条件なので、あなたが何か言い訳が必要なら、それを作りだそうとするのです。身体はまた、あなたの気まぐれな考えや意志や望みを、文字通り無条件に果たそうとします。身体はあなたが持っている最高のものです。それはたったひとつで美しいものです。それはすばらしい神の、すばらしい作品です。それはあなたの、自分自身への贈り物です。言い訳などに使ってそれを貶めない(おとしめない)でください。それができるようになると、身体はかなり自由になり、健康で美しくなります。内側からそれを感じるようになるので、身体はあなたが望むように何でもできるからです。ただ、身体をありのままに生かすことで、それを最も美しく、優雅で、かつて見たこともないほどの愛の表現体とすることです。』

以上が、私が受け取った、身体からのラブレターです。私も含めて、ほとんどすべての人が、「自分を愛する」=「自己中心主義」であると、気づいた時には、考えるようになっていた、と思います。ましてや、自分の身体を愛する、という考え方を、自分の内に持っている人はもっと少ないように思います。それが、なぜかは長い人類の歴史の中のどこかで、刷り込まれてしまったものだとは思うのですが、なぜかを考えるより、今、ここで、身体を愛するという決断をすれば、それでいいんではないか、と思います。

地球と人類がアセンション(次元上昇) という、いまだかつてない場所を目指している今という時において、今ここに生きているすべての人は、今までとは違う意識の目覚めを目指すよう、促されています。

どうか、ご自分の身体と、ゆっくり話をしてみてください。今まで聞こえなかったかもしれませんが、「あなたをずっと愛していた」と言ってくれるはずです。身体は最高のパートナーです。この喜びを、多くの皆さんが感じてくださることを、心から祈っております。

『宇宙を乗りこなす喜び Ⅱ』 ナチュラルスピリット社発行  参照

 

老けない体をつくる(未病について考える②)

杏林大学予防医学研究所所長の山田豊文先生監修の本の冒頭で、とてもすてきな言葉を見つけたので、ご紹介します。

「病気を治すのは医者でも薬でもなく、私たちの体を構成する60兆個の細胞そのものなのです。人間の体は人間がつくったものではないのですから、人間がその治し方を知っているわけがありません。だから、細胞たちに任せればよいのです。彼らの環境をできるだけ整えるのが、私たち人間の役目です。そして、その環境整備の大きな柱が「老けない体をつくる食べ方」です。何をどのように食べるか、食べないか・・・・・。毎日の食の選択が、あなたを老けさせもし、若返らせもします。」

食べ方に入る前に、細胞の話が出たので、細胞について書かせてください。私は、朝食前にストレッチを兼ねて、気功を10分ほどした後、感謝の瞑想に入ります。私を見守っていてくれる目に見えない存在のすべてにまず、感謝と愛を送ります。それから、地球の恵み、太陽、月、惑星、銀河、宇宙に対して、感謝と愛を送ります。そして、最後に、自分自身にたいして、感謝と愛を送ります。

私の体を抱きしめて、体中のすべての細胞に向けて、「ありがとう、愛してる」と語り掛けます。ハートに暖かい愛があふれてくるまで、細胞を感じます。それから足から、体の部位、臓器、骨、筋肉、血管を流れる血液、リンパ液を感じながら、愛と感謝を送っていきます。

多くの人は「自分の体」と思っていますが、私はあくまで、この体は神さまの贈り物であり、私が地球でより、多くを学び、幸せに暮らせるように、神さまが一生懸命考えて用意してくださった、尊い器であると考えています。

有限のものであり、いつかは、自然に、森羅万象にかえっていく元素の集まりです。それが、一個の人間として、このように機能していることは、奇跡です。不思議でもあり、当たり前ですが、自分を愛すれば、愛するほど、愛があふれてきます。朝、鏡を見て、にっこりすると、本当に幸せな気持ちになります。すると、一日、ほとんど誰に会っても、同じようににっこりしています。

もし、体の中で特に不調を感じているところがあったら、そこに手をあてて、あなたの愛を送ってあげてください。「まったくもう、痛くって!」と文句を言っていたかわりに、「いつもありがとう。私のために今まで休むことなく、働いてくれてありがとう。あなたのこと、今まで全然思い出さなくって、ごめんね。心から愛しているよ。」と言ってあげてください。「痛い」「重い」「不調」などの症状を出すのは、あなたに愛してほしいからなのです。

人間が誰しも、誰かに愛してもらえれば幸せな気持ちになるように、あなたの臓器も、体も生きていて、愛を必要としています。しかも、それはあなただけが与えてあげることのできる愛であり、あなたの愛を一番必要としています。

自分の体とコミュニケーションをとること、自分の体と一番の友達になってあげること、そういうふうに心がけていたら、大きな病気の前に、小さなサインとして、あなたに知らせてくれるだろうし、そのサインを見逃すことも減ってくる、と思います。

山田先生の本の中で、取り上げられていたことで、私がいいな、と感じたことを中心にまとめてみます。

1.  摂るべき油はオメガ3

細胞の膜を構成する重要な要素が脂質です。取り入れる油の質が健康に直結します。避けるべきは、飽和脂肪酸である、肉類、バター、トランス脂肪酸(マーガリン)、オメガ6に分類される、サラダ油等です。理想的なオメガ3はアマニ油です。がん治療のための食事法「ゲルソン療法」では、唯一摂取していい油と認められ、末期がんを克服させるほどの力があります。熱に弱いので、加熱せずに、サラダのドレッシング等で使ってください。

2.  骨の健康維持にはカルシウムよりマグネシウムが必要

牛乳には様々なリスクがあります。大量のタンパク質が含まれていて、肉類と同様、余計な酸を作ります。乳糖という糖分を分解するためのラクターゼという消化酵素が、アジア人は少ないため、消化不良を起こします。「カゼイン」というアレルギー物質があります。搾乳量を増やすために、人工的に成長ホルモンが投与されています。妊娠中の牛からも搾乳すると、女性ホルモンが増加し、前立腺がん、乳がん、卵巣がん、不妊などを招く恐れがあります。牛のエサに含まれる農薬、抗生物質なども問題です。

マグネシウム、カルシウムのバランスが良いのは、大豆製品です。

3.  朝と夜に飲む水は宝水

朝、飲む水は眠っている間に失われた水分を補給し、全身の活動を活発化させます。夜、飲む水は睡眠中に行われる細胞修復がスムーズに行われるようサポートします。整水器や浄水器を通した質のよい水を、1日2リットル以上飲みましょう。

4.   食物繊維で腸をいつもキレイに

食生活が乱れると、腸内細菌の数も種類も減少し、全身の健康に悪影響をおよぼします。食物繊維は、腸内細菌に発酵分解されることで、短鎖脂肪酸という成分を産生し、これが、体の様々な部位の調整役を担っています。

5.   自然塩、天然塩を摂ろう

食卓塩である精製された塩化ナトリウムは、ミネラルがほとんど含まれていません。添加物のリン酸塩、グルタミン酸塩などの見えない塩分も気をつけましょう。

これ以外にも、いろいろな情報が載っていましたので、ご興味のある方は、本を読んでください。

「老けない体をつくる食べ方」宝島社発行 参照

未病について考える①

がんにかかった芸能人の報道を見るうち、こういった病気にかからない、もしくはかかるリスクを最小限に抑える生き方、生活の仕方というものはないのだろうか、といつも思います。私は医学を学んだことは全くありません。ど素人の、一般人として、蓄えた知識、実践していること、その良かった点などについて、書いてみます。もし、参考にできることがあったら、使ってみてください。

いつも書いていますが、私はベジタリアンです。経緯はお話してありますが、無理をして、お肉をやめた訳ではありません。食べても、おいしく感じられなくなってしまったからです。牛肉のステーキも、前はふつうに食べていました。特にゴージャスなレストランでのフルコースのディナーを頂いている時などは、セレブ感たっぷりで、酔っていました。お酒も、弱いけれど、ふつうに飲んでいました。

今はアルコールも全く、口にしません。飲んでも、幸せにはなれない、ことに気づいたからです。精神が錯乱するだけです。

実際、お肉もお酒も、全然好きではなかったのに、体に入れていたことに気づきました。すべて、惰性、思考停止状態です。

4年前に、潮目が変わって、スピリチュアルな生き方に導かれるようになってから、「自分は、どうしたいのか」ということを、生まれて初めて、考えるようになった気がします。みんなが、食べるから、みんなが、そう考えるから、みんながそう行動するから・・・だから私もそうする、という生き方を無意識のうちに選択していたことが、今はわかります。

自分視点で生きることは、とても幸せで自由です。社会や規範やルールに従っているうちは、確かに安全かもしれないけれど、自分じゃありません。ベジタリアンであることですら言えば、多くの人は驚くし、「肉を食べなくて大丈夫なの?」と言います。

肉をふつうに食していた時は、生野菜も果物も、ほとんど食べませんでした。果物を摂って太るくらいなら、お饅頭を食べて太った方がまし、くらいの意識でした。

今は、朝食はフルーツのみです。バナナ、りんご、アボカド、パパイヤ、キーウイ、パインがメインで、それに季節の果物が加わります、これらを食べやすい大きさに切って、カレー皿一皿分いただきます。しばらくしてから、玄米が含まれているコーヒーをたっぷり飲みます。

昼食は、どんぶり一杯の生野菜のサラダにアマニ油と、岩塩と乾燥ハーブのスパイスをふりかけて頂いた後、おむすびひとつくらい、頂きます。少ししてから、自宅で作ったヨーグルトを食べます。この後は、どんなにお腹がすいても、お茶か、水だけにしています。

夕食も、昼食とは種類を変えた生野菜のサラダに、小豆島のオリーブオイルとにんにくベースの岩塩ハーブスパイスをかけていただきます。そのあとは、家族に用意した夕食と同じもので、野菜ベースのおかずでごはんとお味噌汁をいただきます。

何となく甘い物がほしいときはミルクティーを飲んだり、甜茶を飲みます。

ここまで来て、生のものしかほとんど食べていないことに気づかれたでしょうか。生野菜、果物には酵素がたっぷり含まれています。がんになるのは、人間と人間に飼われている動物だけです。自然に生きる動物たちは、がんにかからないそうです。彼らと人間の食の違い。一番には、そのまま食べるか、調理をするか、です。わざわざ、時間をかけて料理をしていたことが、健康という面から考えたら、マイナスでした!!

酵素は生まれたときは、体内にたっぷりもってきているので、若いうちは、生のものに、こだわらなくても、食べたいものを食べていても、かまいません。年齢を重ねるうち、酵素は少なくなっていきます。特に肉食をしていると、その肉を消化するために、さらに酵素を使います。だから、肉を摂取する時は、生野菜もたくさん摂る必要があります。

漬物、味噌汁などは日本の伝統的な発酵食品です。酵素がたくさんあれば、腸の消化もスムーズです。腸の調子が良ければ、免疫力も上がりますし、お肌の調子もよくなります。私も、5年前より、ずっと肌が白くなり、透明感がある、と自負しています。実際、あの頃は、鏡を見るのが恐ろしく、「年をとったなあ」と、実感する日々でした。

年齢がいけばいくほど、「食べるものが、あなたを作る」ことを覚えていてください。その人を見れば、何を常食としているか、わかるほどです。食べることは生きることそのものなので、どんな姿勢で人生に向き合っているか、ということにつながります。

あと、生でいただくということは、どれだけ、無農薬の有機栽培であるか、が一番大事なことです。通販などで、本当に、食べてみたいオーガニックの野菜もあるのですが、値段や手間の面から考えて、私はスーパーで購入しています。有機無農薬の野菜は、お値段も高めですが、味も全然違います。

私たちの文化は、長い間「体裁が整っていればいい」というところに、重点を置いてきました。人と同じであること、人と違ってはいけないこと、が重要視されてきました。でも、幸せかどうか、と考えてみたら、多くの人が、幸せとはほど遠い、と感じているような気がします。

もし、あなたが、今幸せとは、ほど遠い、と感じるなら、それがなぜか、考えてみてください。そして、どこを変えたら、良くなるか、検討してください。

あたりまえに口にしているもの、あたりまえに食べているものを見直すだけでも、幸せを感じられるようになるかもしれません。私は、毎朝、フルーツを食べるのも、毎食の生野菜のサラダを食べるのも、本当に楽しみなのです。一口目のおいしさは言葉にできないほどです。毎日同じものを食べているのに、まったく飽きることがありません。毎食メニューを考え、目新しいものを食べていた時より、ずっと充実感があります。はっきりした理由は、わかりませんが、生のものをいただくことは、より植物の生の生きたエネルギーを、そのままいただいているから、かもしれません。

しばらく、未病をテーマに次回もお伝えする予定です。